ビジネス

3つの組織、3つのアイデンティティ

Posted on 2012-04-27

最近、行政やNPOの話を聞くことがあります。

しかし、実際にその組織に触れていくと、
想像以上に私と異なる考え方で動いていることに
驚かされます。

行政サービスの平等性というものは、最たるもので、
組織のマネジメントやマーケティングに興味を持つ私としては、
また、これからチャレンジしていく若者w?として
なかなか、理解できるものではありません。
(僕の勉強不足もあります)

ひとつ批判すると、
それは、本質的な平等ではなく、
形式的な平等を重用している気がします。
市民に批判されることを恐れていることが、
主な原因だったりするので、さらに納得ができません。

しかし、行政にも、固有の役割があり、
ただ、時代性にうまく乗れていない、伝え方が下手、
ミスマッチングなど、運営上の問題があるのでしょう。

そして、その組織の在り方やアイデンティティを
理解していない人が多くいることも原因の一つだと思います。

東日本大震災、財政赤字、大阪市立美術館の白紙など
さまざまな問題から、行政には解決力がない、
行政に任せる時代は終わったと思う人が多くなるほど、
市民の自己防衛や自己実現のためのNPOが求められることが
自然な流れだと思い始めました。

あと、
音楽配信、電子書籍などデジタルコンテンツ化による
利便性の追求という一種の市場経済の成り行きが、
結果的に自らの市場規模を小さくさせていたり、

ファストファッションも、
生活の多様性を画一的なものにしていないのか、

企業の在り方や市場経済が、
本当に正しかったのかという疑問をもって、
立ち止まる時期かもしれません。

話はそれましたが、
組織の在り方、社会の在り方について
私は、あまりにも無知でした。

儲からないからNPO、儲かるから企業という
線引きは、最もわかりやすい間違いです。

第三セクターは、行政が作らせた箱物、赤字というイメージも
典型的結果であり、本来の姿ではありません。

しかし、それらを学びだすと
想像以上に面白い。

話が跳躍しすぎましたが、
行政と企業の問題点から、
NPOを可能性を探る思考は続けていこうと思います。


『NPO実践マネジメント入門』P43


『ボランティア活動の論理 ボランタリズムとサブシステムス』P204

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