アート, ビジネス
人材ポートフォリオについて
いま、過去を振り返り、危機感を持つとすれば、
大学、大学院と進み、その専門性を用いた職業に
ついたとしても、まわりには、
自分の能力と似たような人たちしか居なかったことです。
そして、
自分が設定または与えられたミッションを解決するには、
さまざまな能力や経験を持った人たちと協業する必要が
あるのではないかと実感するようになってきました。
また、実体験として、
私が興味を持ち、問題の解決が必要だと思うテーマ
(例えばアートマネジメント等)において、
明らかに、人材の能力や多様性に不足があると思います。
専門性がある、言い換えれば視野の狭さから
問題の本質が、集団的に見えないという袋小路に
入っていると思えてしまいます。
そして、それを印象づける具体的な例があり、
その問題意識は、決定的なものになりつつあります。
不動産業界に一石を投じた東京R不動産
という不動産サイトがあります。
カテゴライズとカジュアルなコピーで、
ユーザーと不動産物件との新しい接点を提案しました。
そして、クリエイターたちが
運営していることが特徴でもあり、
私は、親近感を覚えました。
しかし、コアメンバー3名のキャリアを見ると、
(1)博報堂出身のPhdを持つ建築家、
(2)東大、コロンビア大学で学び、マッキンゼーで経営コンサルタント、不動産ディベロッパーとして勤務経験がある人
(3)江副浩正の下で働いた経験を持つ人
クリエイターの集まりでは、片付かない経営陣が
成功の根拠だったんじゃないのかと思ってしまいます。
学歴はいいとして、キャリアが半端ないです。
これは、ほんと愕然としましたね。
もし、外部の業界や分野から、
良い人材を集めようとすれば、
(1)高い給与、待遇
(2)社会貢献度、共感度が高い事業
以上のような要素が必要になるしょう。
鶏が先か、卵が先かという
話になりそうです。。
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