道具
格安3Dプリンタ比較と考察 Cube×L5 3D
・完成度をあげるためには、デジタルスキル(3Dモデリング)とアナログスキル(立体造形)が必要
・資金調達型3Dプリンタは、情報が足りない
・対応OS、カートリッジや入荷情報は注意するべき
3Dプリンターの話題が続々と入ってきますね。
個人的には、年末も近いので、今年度の支出で3Dプリンタを購入するのか、決めたい時期です。
格安、高性能、消耗品やソフトウェア、データ共有など、比較する点はいくつかありますね。
今のところ、僕が気になっている2つの3Dプリンタを比較してみることにします。
このように表をまとめていくと、苦手な英語のスペック表を見ないといけないので、いろいろとことがわかってきて、勉強になりました。
資金やユーザーを集めて、商品をリリースするファンドやスタートアップ系のプロダクト(L5 3D等)は、正直、詳細のスペックが公表されていなかったり、メンテナンスやサプライの実績がないので非常に不安ですね。チャレンジというか投資だと思うしかないのかもしれません。
そういう意味では、cubeはサービスとしても完成度が高いですね。3Dのモデリングソフトもあるし、サプライの購入やデータの売買ができるプラットフォームのデザインもされています。サポートの対応も早いそうです。
cubeのユーザーズガイドPDF http://cubify.com/data/cube/cube_user_guide.pdf
また、cubeを実際に購入した方のブログが大変参考になりました。
ATM-factory
・http://atm-factory.com/?cat=8
このブログでは、実際にcubeの精度・性能がわかります。このブログでの収穫は、「フルデジタルとフルアナログの中間ぐらい」という言葉です。値段が手頃な3Dプリンタだと、完成度をあげるためには、出力後の手作業が必要になってくる場合が多いみたいです。だから、ある程度立体の知識や技術がないと難しい印象です。また、このブロガーは、目的がないと3Dプリンタを使いこなしていくことは難しいという意見でした。
モノ作り文化が、ツールを扱うことから発見していこうというようなメッセージがありますが、やはり相当物好きが根気がないと難しいと僕は感じてしまいます。
印刷物のプリンタであれば、完成したものが出力されますが、3Dプリンタであれば、仕上げるためには手を使いアナログの技術もないといけない、未完成で出力されると思った方がいいのかもしれません。
また、ブログの後半に紹介されていますが、form1といわれる20万円台で光造形の3Dプリンタだと、その仕上げの部分がだいぶはぶかれるようです。
目的、用途、レベルを考えて、それに見合った性能と値段の3Dプリンタを考え直さないといけませんね。僕には、まだ当分先の話になりそうです。
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