ビジネス

モチベーションの帰納法

Posted on 2012-02-07

FBにも書きましたが、
販売員として評価して頂きました。

なぜ、こういう結果に結びついたかを
私なりに3つの要点に整理してみました。

私が行なっている販売員という仕事は、
憧れるまたは自慢できる職業ではありません。

アートやデザインをやっていると、
仕事への憧れが強い人々が多いと思います。
そんな中、反対行動として
私はあえて俗なことも区別なくやりたいので、
まわりから違和感を感じられることもあるでしょう。

そのためか、私に対して、
バイトしてるんでしょう?と言われる人もいますが、
至って真面目に働いていますw
数字を落とすと、クビにもなる厳しい現場でもあります。

1、与えられた仕事に対する姿勢

さまざまな人々と接していると、
上手くいかないことの原因として、
「職業や仕事の内容に問題があり、自分には問題がない」
と考える人々が非常に多いことに驚かされます。

そして、仕事の完了や問題の解決を置き去りにして、
上書きするかのように、どんどん新しいことをやりたがる人も多いです。

そのような個人の不満や回避を見る度に、
私はこの言葉を思い出します。

ドイツ人のマックス・ウェーバーの言葉です。
「日々の仕事(ザッヘ)に帰れ」

戦時中、若者は教師よりも指導者を強く望んだ状況の中で、
唱えた言葉だそうです。

その人が、本来何をすべきか、
何が最も成果がでることなのか、
与えられた仕事は、社会的意義がないのか?

そのような問いを自らに行えば、
自ずと、目の前の仕事に戻っていくことができると思います。

2、あなたに大事な能力とは何か?

実は、私にとって、デザイナーより販売員の方が
学ぶことが多かったような気がしています。

それは、私の目指すべき目標が、
モノを作ることから、社会との接点をいかに作るかに
シフトしてきているからだと思います。

販売員を続けてこれたのも、次の言葉があったからです。

ロバート・キヨサキ『金持ち父さん貧乏父さん』の中で
ビジネスでは、学歴や資格より
営業力(ビジネス&コミュニケーションスキル)
が大事だという趣旨の内容があったと思います。

だから、物語の主人公は、
人材育成プログラムが豊富なゼロックス社に入って、
プリンタの販売員を選んだと思います。

私の仕事でも、
キャッチング(接客)とクロージング(契約)の能力が、
非常に重要です。
実際にやってみると、驚くほど個人差のあることでもあります。

アートやデザインをやっていても、
コンプレックスを持つ必要はなく、
販売というのは、非常に重要な能力だと
理解していたので続けることができました。

3、どれだけの時間が必要なのか?

何かを始めて、うまくいかず、
すぐに諦めたり落ち込んだりしたことはありませんか?
私も2日目で、もうこの仕事をやめようと思いましたが、
1日1日の積み重ねで、売り場という社会の中で信頼されるようになりました。

マルコム・グラッドウェルの『天才! 成功する人々の法則』
では、天才の条件として、1万時間が必要だと述べています。

スポーツ選手では、生まれた月が
将来の成功に結びつく要因という仮説があるそうです。
つまり、時間と成果には因果関係があるということです。

私は、約2400時間、販売に費やしています。
まだ、1万時間には程遠いですw
そういう意味では、早すぎる評価かもしれません。

そのため、成果がすぐにあがらなくても
焦る必要はありません。
成果をあげる必要条件には、時間がつきものです。

私も販売に長時間費やして、
評価をして頂いたからです。

これで、3つの要点は終わりです。

憧れられるような仕事ではありませんが、
アートやデザインのように高等教育を受けてきた事以外で
評価されたことは、非常に嬉しく思っています。

私にとって、成功体験の1つです。
また、新たなことにチャレンジしていく糧にしていきたいです。

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